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2022年8月28日 残りの夏も気を付けて!

こんにちは!

診療助手の石澤です。

まだまだ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

我が家ではハムスターを飼っているのですが、熱中症対策のためにひんやりと冷たくなるプレートをいれています。

プレートにうつ伏せや仰向けになって寝てるかわいい姿が多く見られるようになりました🐹🧊

 

今回は熱中症についてご紹介したいと思います。

〇熱中症の主な症状としては、

・パンティング(ハァハァと激しい口呼吸)

・よだれをダラダラと垂らしている

・目や歯肉などの粘膜充血 など

 

〇重症化してしまうと

・嘔吐や下痢

・血尿や血便をする

・ぐったりとしている

・全身の痙攣発作 など

最悪の場合は死に至ることもあります。

 

短頭種(パグ、フレンチブルドッグ、シーズー、猫ではペルシャ、エキゾチックショートヘア・ヒマラヤンなど)、肥満・高齢の子は熱中症になりやすいので、要注意です。

高齢の子がなりやすい理由は認知症の影響で

・水を飲む場所が認識できない

・長時間吠え続けてしまう など

体温上昇や脱水症状を引き起こすことがあるからです。

 

〇予防・対策

・冷房などを使って過ごしやすい温度管理をする

・涼しい時間帯にお散歩する

・外で飼育している子は玄関先に避難する

・新鮮な水にこまめに変える など

・お水をあまり飲まない子の場合は、ご飯を少し水でふやかしてあげたり、ウェットフードをあげるなど少しでも水分補給をしてもらいましょう!

 

〇もし熱中症かな?という症状が出た場合は

・すぐに涼しい場所に移動する

・体を冷たいタオルなどで(首、脇、お腹を)冷やす

 ⚠️この時に早く体温を下げようとして冷水・氷やアイスバックを使用して急激に冷やしてしまうと血管が収縮し熱が発散しにくくなってしまいます。高体温となった各臓器に大きなダメージが出てきますので注意です。

落ち着いてきたら、早急に動物病院に連絡しましょう。

 

涼しくなる日を増えましたが、

まだまだ熱中症には気をつけてほしい季節です。

病院に来る際も熱中症対策をして来てくださいね。

残りの夏も愛犬愛猫と楽しく過ごしましょう‼️🍉🍧

 

8月1日に「ニュースevery.」で熱中症の話題を取り上げて頂きました。1匹でも多く、熱中症になる子が少なくなるといいですね。